本規約は、東京地下鉄株式会社(以下「東京メトロ」といいます。)が運営・提供するメトロポイントクラブサービス(以下「本サービス」といいます。)の内容及び適用条件等に関する基本的事項を定めるものです。本規約に定めのない事項について、PASMOに関する内容は株式会社パスモのPASMO取扱規則、運送等に関する取扱いは、東京メトロの旅客営業規程等の運送約款によるものとします。
第1条 適用範囲
本規約は、本サービスのご利用を希望する者(以下「入会希望者」といいます。)及び本サービスのご利用に関して東京メトロの定める登録手続が完了し、お客様番号、WEBパスワード及び駅パスワードの通知を受けた利用者(以下「会員」といいます。)に適用されるものとします。
第2条 定義
- 1. 「PASMO」:PASMO取扱規則に規定する無記名PASMO及び記名PASMOをいいます。
- 2. 「小児用PASMO」:PASMO取扱規則に規定する小児用PASMOをいいます。
- 3. 「SF」:PASMO取扱規則に規定するバリューをいいます。
- 4. 「ポイント」:会員に本規約第8条の定めに応じて付与される、ポイントをいいます。
- 5. 「メトロポイントクラブ口座」:ポイントを記録する口座をいいます。
- 6. 「乗車ポイント」: PASMO(小児用PASMOを含みます。)の利用により、東京メトロが運行する鉄道路線(以下「東京メトロ線」といいます。)の利用実績等に応じて、東京メトロが別に定める基準に基づいて付与するポイントをいいます。
- 7. 「利用ポイント」:券売機でポイントをSFへ変換した場合に消費するポイントをいいます。
- 8. 「キャンペーンポイント」:東京メトロが実施するキャンペーン等により、東京メトロが別に定める基準に基づいて付与するポイントをいいます。
- 9. 「会員情報」:入会希望者が会員登録時に東京メトロに届け出た内容及び会員が会員登録後に第3条及び第13条の定めに従って修正した内容をいいます。
- 10. 「会員サイト」:本サービスに関して、東京メトロが運営するパソコン向けサイト及びスマートデバイス向けサイトをいいます。
- 11. 「メトロポイントクラブ事務局」:本サービスに関して問合せ受付等を行う窓口をいいます。
- 12. 「券売機」:東京メトロの駅に設置する、本サービスへのPASMOの登録、変更を行う機能及びポイントをSFへ交換する機能等を搭載した多機能券売機及びICチャージ専用機をいいます。
第3条 会員登録
- 1. 入会希望者は、本規約に同意の上、会員サイトの入会申込フォームにより会員登録するものとします。
- 2. 会員登録は個人のみが行うことができます。法人その他の団体の会員登録や1人で複数の会員登録を行うことはできません。また、小児用PASMOの会員登録は保護者情報の登録が必要です。
- 3. 会員登録は、会員サイトの入会申込フォームに記入された内容を東京メトロが承認した時点で有効となります。お客様番号、駅パスワード及びWEBパスワードを記載した電子メールを登録のメールアドレスに送付します。
- 4. 各種パスワードは、他人に知られることのないよう、必ず会員本人が管理してください。
- 5. 東京メトロは、正当なお客様番号とパスワードを使用した手続・操作等について、会員本人が行ったものとみなします。
- 6. 東京メトロが電子メールで通知する第3項に規定するお客様番号、駅パスワード及びWEBパスワードが入会希望者に届かなかった場合、これについて東京メトロが債務不履行責任または不法行為責任を負う場合、東京メトロに故意または重大な過失がある場合を除いて、東京メトロの賠償責任は入会希望者に現実に生じた通常の損害に限りその責を負うものとし、事故が予見すべきであったか否を問わず、特別の事情から生じた損害、逸失利益については責任を負いません。
第4条 お客様番号の設定
お客様番号は、電子メールに記載されている10桁の番号をいいます。本サービスの利用時及び会員の管理等に必要な番号であり、変更はできません。
第5条 WEBパスワードの設定・管理
- 1. WEBパスワードは、会員1人につき1つ設定される、会員専用サイト利用時の本人確認をするための番号をいいます。
- 2. WEBパスワードは、東京メトロが初期設定しますが、入会後、東京メトロ所定の方法により、会員自らがWEBパスワードの変更をすることができます。
- 3. WEBパスワードは、他人に知られることのないよう、必ず会員本人が管理してください。
第6条 駅パスワードの設定・管理
- 1. 駅パスワードは、会員1人につき1つ設定される、券売機で本サービスを利用する時に本人確認をするための番号をいいます。
- 2. 駅パスワードは、東京メトロが初期設定しますが、入会後、東京メトロ所定の方法により、会員自らが駅パスワードの変更をすることができます。
- 3. 駅パスワードは、他人に知られることのないよう、必ず会員本人が管理してください。
第7条 PASMOの登録
- 1. 会員は、券売機において、メトロポイントクラブサービスにPASMOの登録を行うものとします。
- 2. 登録できるPASMOは、会員本人が所有するPASMOに限ります。
- 3. 会員1人が同時に複数のPASMOを登録することはできません。
- 4. 本サービスに登録したPASMO(以下「登録PASMO」といいます。)での東京メトロ線の利用(第8条によります。)により、メトロポイントクラブ口座にポイントが付与されます。会員が、PASMOの登録等必要な手続きを行わなかったことにより、ポイントが付与されなかった場合、東京メトロは一切の責任を負いません。
第8条 ポイントの付与
- 1. 東京メトロは、本サービスを東京メトロが別に定めるポイントの付与基準により提供するものとします。
- 2. 前項の付与基準は、印刷物、ホームページ等によりお知らせします。
- 3. 乗車ポイントに係るポイント付与は、会員が登録PASMOで交通機関を利用するとき、改札機等による入出場を行った際にSF残額から引き去られる運賃に東京メトロ線の運賃が含まれる場合が付与対象となります。
- 4. キャンペーンポイントは、東京メトロが別に定めるポイントの付与基準を満たした場合に付与されます。
- 5. 東京メトロは、ポイントの付与基準を改定することがあります。
第9条 ポイントの効力
- 1. ポイントは、メトロポイントクラブ口座に記録された時点で有効となります。
- 2. メトロポイントクラブ口座の記録内容について異議がある場合、会員は実際の乗車又は利用日から3か月以内に東京メトロ所定の方法により、東京メトロに申し出なければなりません。
- 3. 毎年4月1日から翌年3月末日までの間にメトロポイントクラブ口座に記録されたポイントは当該期間内の4月1日から起算して翌々年の3月末日まで有効です。有効期限を過ぎたポイントは、自動的に失効します。
- 4. 会員が自己の都合により退会する場合、又は会員資格を喪失した場合は、それまでの累計ポイントは無効とします。
- 5. 会員又は第三者によるPASMO又は本サービスの不正使用があった場合、不正使用により新たに付与されるポイント及びそのポイントが記録されるメトロポイントクラブ口座の累計ポイントは全て無効とします。
第10条 ポイントの照会
会員は、そのメトロポイントクラブ口座に記録されたポイントの履歴を、東京メトロ所定の方法により照会することができます。
第11条 登録PASMOの変更
- 1. 会員は、登録PASMOの変更を希望する場合、券売機において、PASMOの変更登録を行うものとします。この場合、メトロポイントクラブ口座のポイントは継続されます。会員が、PASMOの変更登録を行わなかったことにより、ポイントが付与されなかった場合、東京メトロは一切の責任を負いません。
- 2. 会員が登録PASMOの再発行やカード交換を受けた場合、メトロポイントクラブ口座のポイントは継続されますが、当該手続きのために登録PASMOが使用できない期間及び再発行又はカード交換当日のポイントが付与されないことについて、東京メトロは理由のいかんを問わず一切の責任を負いません。
第12条 個人情報の取り扱い
- 1. 東京メトロは、東京メトロの個人情報保護方針に従い、会員の個人情報を取り扱います。
- 2. 東京メトロは次の各号に規定する目的のために本サービスへの登録により取得した会員の個人情報を利用できるものとします。
- (1) 本サービスを提供するために必要な会員管理、ポイント管理等業務の実施
- (2) 本サービスを提供するために必要な連絡
- (3) 本サービスに関する情報及びその他当社の事業活動に関する情報の案内
- (4) 懸賞、作品公募等の当選、採用等の通知及び商品の発送に関する対応(宅配便等へ商品等の発送を依頼する場合を含みます。)
- (5) 新たな商品・サービスの展開、お客様満足度向上等のための各種アンケート及びモニター等のご依頼
- (6) お客様からのお問い合わせやご意見・ご要望への対応
- (7) 会員情報及び利用動向を把握・分析して得られた情報に基づく広告配信及び市場調査その他調査研究等への利用並びに業務の受委託に必要な範囲での第三者への提供
- (8) 上記各項目の目的に付帯する事項
- 3. 会員は、東京メトロが会員及び入会希望者に関する次の各号について、前項に示す利用目的のため、必要な保護措置を講じた上で利用することに同意するものとします。
- (1) 氏名、性別、住所、電話番号、生年月日、メールアドレス、職業、保護者情報(小児用PASMO利用時に限ります。)、その他の東京メトロが提供する本サービスの利用に関する情報
- (2) 会員の本サービス利用内容
- 4. 会員は、東京メトロに対して東京メトロの個人情報保護方針で定める方法により会員本人に関する個人情報を開示するよう請求できます。
- 5. 東京メトロは、前項の開示請求により、登録内容の不備又は誤り等が判明した場合、速やかにその内容の訂正又は削除に応じるものとします。
- 6. 東京メトロは、会員及び入会希望者が前項に定める本同意事項の内容の全部又は一部を承認できない場合は入会をお断りすることや、退会の手続きをとることがあります。
第13条 会員情報の変更
- 1. 会員への必要事項の連絡や本サービスの利用等は、会員登録時に登録した会員情報により行います。会員の都合により登録した会員情報を変更する場合、その他、登録した会員情報に変更が生じた場合には、会員は東京メトロが別に定める方法により会員情報の変更を行わなければなりません。
- 2. 前項の会員情報の変更が行われなかったために、必要事項の不達及び本サービスの利用等に何らかの障害又は不利益が生じても、東京メトロは一切責任を負いません。
- 3. 会員は2年間、第8条第3項に規定するポイント付与対象となる東京メトロ線の利用、券売機におけるお客様番号並びに駅パスワードによるログイン及びWEBパスワードによる会員専用サイトへのログインがない場合は、東京メトロが予告なく会員情報を削除することを承諾します。この場合、会員は会員資格を喪失し、メトロポイントクラブ口座に累積したポイントは失効します。また、会員情報を削除されたことにより会員が損害を被っても東京メトロは理由のいかんを問わず一切の責任を負いません。
第14条 乗車情報等の利用
-
- (1) 会員の登録PASMOにおける、SF使用情報のうち東京メトロに関わる情報及び再発行等によるPASMO交換情報
- (2) 会員への本サービスの提供のため
東京メトロは、第1号に定める本サービスの会員の個人関連情報について、第2号に示す利用目的のため、株式会社パスモから当該情報の提供を受けるものとします。東京メトロは当該情報を、本サービスへの登録により取得した会員の個人情報と紐づけて利用し、本サービスを提供することとします。
第15条 業務委託
- 1. 会員及び入会希望者は、東京メトロが東京メトロの指定する委託先(以下「指定委託先」といいます。)に対し、以下の業務を委託することをあらかじめ承諾するものとします。
- (1) メトロポイントクラブ事務局に関する業務
- (2) 会員サイトに関する業務
- (3) 本サービスの情報処理に関する業務
- (4) その他本サービスに関する業務のうち東京メトロが指定した事項
- 2. 会員及び入会希望者は、東京メトロが前項の委託業務を追加、変更することがあることをあらかじめ承諾するものとします。
- 3. 会員及び入会希望者は、指定委託先が第1項に定める業務を遂行するにあたり必要な範囲で、会員及び入会希望者に関する情報を東京メトロが指定委託先に提供することをあらかじめ承諾するものとします。
第16条 免責
- 1. お客様番号や各種パスワード等の紛失、盗難等により第三者がポイントを不正に利用した場合、これについて東京メトロが債務不履行責任または不法行為責任を負う場合、東京メトロに故意または重大な過失がある場合を除いて、東京メトロの賠償責任は利用者に現実に生じた通常の損害に限りその責を負うものとし、事故が予見すべきであったか否を問わず、特別の事情から生じた損害、逸失利益については責任を負いません。
- 2. 東京メトロは、運営上の都合や障害の発生等により、予告なく本サービスの提供を中断、休止又は廃止する場合があります。これについて東京メトロが債務不履行責任または不法行為責任を負う場合、東京メトロに故意または重大な過失がある場合を除いて、東京メトロの賠償責任は利用者に現実に生じた通常の損害に限りその責を負うものとし、事故が予見すべきであったか否を問わず、特別の事情から生じた損害、逸失利益については責任を負いません。
- 3. PASMOの利用に関するサービスの中断、休止又は廃止並びに改札機等の障害や輸送障害、又は電子マネー端末の障害等により、やむを得ずPASMOが利用できないことによって、当該利用に対するポイントの付与、累積したポイントの利用又はポイントから変換したSFの利用が出来ない場合、これについて東京メトロが債務不履行責任または不法行為責任を負う場合、東京メトロに故意または重大な過失がある場合を除いて、東京メトロの賠償責任は利用者に現実に生じた通常の損害に限りその責を負うものとし、事故が予見すべきであったか否を問わず、特別の事情から生じた損害、逸失利益については責任を負いません。
- 4. その他、本サービスに関して会員が被った損害について、東京メトロが債務不履行責任または不法行為責任を負う場合、東京メトロに故意または重大な過失がある場合を除いて、東京メトロの賠償責任は利用者に現実に生じた通常の損害に限りその責を負うものとし、事故が予見すべきであったか否を問わず、特別の事情から生じた損害、逸失利益については責任を負いません。
第17条 会員の責任
会員及び入会希望者は、本サービスの利用及びこれに付帯する行為に際して、故意又は重大な過失によって東京メトロに損害を与えた場合はこれを補償する責任を負います。
第18条 本規約の変更
- 1. 会員は、経済状況の変動や法令改正その他の事情により本規約を変更する必要が生じた場合には、東京メトロが本規約を変更することがあることを承諾するものとします。
- 2. 東京メトロは本規約の一部若しくは全てを変更する場合は、関係法令に基づいて対応するものとします。
第19条 確認事項の改定
印刷物又はホームページ等に記載された最新の規約内容及び告知内容は、すべて従前の規約及び告知に、優先するものとなります。
第20条 合意管轄
本サービスに関連して東京メトロと会員又は入会希望者との間に生じる一切の紛争は東京地方裁判所を専属的合意管轄裁判所とします。
附 則
この規約は、2023年3月1日から施行する。